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静大附属図書館/光研究棟


第32回静岡県建設業協会建設もの創り大賞 優秀賞

静大附属図書館/光研究棟 空撮
静岡大学浜松キャンパス正面玄関の両サイドにて、附属図書館分館・学生支援棟の改善整備並びに、光創起イノベーション研究拠点棟の新営工事を同時進行で施工しました。学生・教職員約4,550人に加え、外部からの関係者が常に出入りする大学敷地内での工事となるため、学校の時間割や行事に合わせた工事車輌の通行制限を行うなど、安全確保を最優先に施工計画を策定。仮設アーケードや構内用信号機、横断歩道などを設置して、歩行者を現場から遠ざける動線を計画しました。
2棟同時スタートながら、用途も、設計者・監理者も異なる建物を施工するのはさまざまな困難が伴いましたが、現場担当者の建物ごとの分担を決め、設計・監理者の意図に沿うこと、また使用者・利用者の使いやすさを常に検討しながら工事を進めることで、附属図書館分館・学生支援棟は2014年の夏休み中に、光創起イノベーション研究拠点棟は翌2015年初頭にそれぞれ無事完成することができました。
本工事では、第32回静岡県建設業協会建設もの創り大賞 優秀賞を受賞いたしましたが、それにも増して、地域そして日本の将来を担う建物を手掛けられたことは、当社の大きな誇りです。
附属図書館分館・学生支援棟
光創起イノベーション研究拠点棟

工事概要

附属図書館分館・学生支援棟

設計 梓設計株式会社
所在地 静岡県浜松市中区城北3丁目5-1(浜松キャンパス構内)
発注者 国立大学法人静岡大学
構造 鉄筋コンクリート造3階建
面積 建築面積1,823㎡、延床面積4,692㎡
工期 2013年10月1日~2014年8月31日

光創起イノベーション研究拠点棟

設計 大建設計株式会社
所在地 静岡県浜松市中区城北3丁目5-1(浜松キャンパス構内)
発注者 国立大学法人静岡大学
構造 鉄筋コンクリート造5階建
面積 建築面積852㎡、延床面積3,648㎡
工期 2013年10月1日~2015年1月31日

仮設計画

学生・教職員の安全を最優先に施工計画を立案。周知も徹底。
学生・教職員の安全を最優先に施工計画を立案。周知も徹底。
悪天候でも歩行者の安全通路を確保する、アーケードを設置。
悪天候でも歩行者の安全通路を確保する、アーケードを設置。
横断歩道や信号機を設置して、歩行者と工事車輌の動線を明確化。
横断歩道や信号機を設置して、歩行者と工事車輌の動線を明確化。

完成まで

柱・梁の鉄筋量が非常に多いため、技量試験の結果A級継手を採用。
柱・梁の鉄筋量が非常に多いため、技量試験の結果A級継手を採用。
材料置き場の確保のため築山を撤去。その結果、駐車場が増加しました。
材料置き場の確保のため築山を撤去。その結果、駐車場が増加しました。
図書館ロビーには、不燃加工した県産材を提案。
図書館ロビーには、不燃加工した県産材を提案。
1階と2階の一部がつながった、光研究拠点棟の巨大なクリーンルーム。
1階と2階の一部がつながった、光研究拠点棟の巨大なクリーンルーム。
両棟ともに特殊大型ルーバーを設置して、機能とデザインを高次元で両立。
両棟ともに特殊大型ルーバーを設置して、機能とデザインを高次元で両立。
掘削時に出た石を使って、学生が憩いの場として使えるベンチを配置。
掘削時に出た石を使って、学生が憩いの場として使えるベンチを配置。

地域の未来を支える

附属図書館分館、光創起イノベーション研究拠点ともに、これからの日本を支える人材・技術を育む施設です。教育施設・研究施設として十分な機能を持つだけでなく、断熱化による熱負荷の低減、ランニングコストの削減に資する外壁材の導入など、設備・部材の端々に至るまで環境に配慮し、持続的な社会の繁栄を担うにふさわしい建物としました。
キャンパスマスタープランを意識した外観デザイン。縦ルーバーを効果的に用いている。
キャンパスマスタープランを意識した外観デザイン。縦ルーバーを効果的に用いている。
あらゆる実験に対応する光研究拠点のオープンラボ。光の先端都市浜松の中核に。
あらゆる実験に対応する光研究拠点のオープンラボ。光の先端都市浜松の中核に。
学生・教職員サービスを向上させる、図書館1階エントランスホール。
学生・教職員サービスを向上させる、図書館1階エントランスホール。
あらゆる実験に対応する光研究拠点のオープンラボ。光の先端都市浜松の中核に。
あらゆる実験に対応する光研究拠点のオープンラボ。光の先端都市浜松の中核に。
ドレンによる段差を避け、フラットな空間を実現した図書館屋上バルコニー。
ドレンによる段差を避け、フラットな空間を実現した図書館屋上バルコニー。